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お知らせ一覧

台湾出張報告

投稿日2018/09/28 |最終更新日時2018/09/28 |カテゴリー

2018年9月17日(月)、当協会の代表である弓塲が、台湾で開催された下記の会合に参加しました。

AI研究会

当協会の顧問である高田 敏文先生が主催されているAI研究会に参加しました。
高田先生は、「機械学習による監査人のための監視」という研究テーマに現在取り組まれており、2018年11月にサンフランシスコで開催が予定されているAPC(Asian-Pacific Conference on International Accounting Issues)に論文を提出される予定です。
この日の研究会では、提出が予定されている論文に関する説明があり、それに関する意見交換が行われました。
現在、機械学習は事業会社を中心に実務への適用が図られているところです。
監査業界においても、大手監査法人が中心となりビッグデータを用いたシミュレーション法等による試行錯誤を通じて、不正や誤謬の兆候をとらえようとしていますが、そこから導き出されたパターン等が論理的に説明されるまでには至っていないようです。
高田先生はモデルを構築して仮説立案と検証を行い、パターン等の論理的な解明を研究され、学術的にも実務的にも大変有意義な研究をされています。
 

台湾・日本RegTech(※)コンピュータ監査国際交流フォーラム

台湾の國立中正大学が主催し、中国証券業協会や台湾の科学技術省等が後援している国際交流フォーラムです。
冒頭の國立中正大学研究開発部長の黃士銘先生(ICAEAのチェアマンでもあります)のご挨拶に続き、台湾中小企業銀行の黃博怡頭取が来賓のご挨拶をされました。
その後、台湾からは國立中正大学の先生方、日本からは新日本有限責任監査法人の榊正壽シニアパートナー、猪熊浩子様のご講演があり、当協会代表理事の弓塲も講演を
行いました。
台湾では、ICAEAも社会に認知され、ICCP(国際認定CAATs技術者)の資格も実社会において認められています。
ICAEA JAPANは2018年に活動を始めたばかりであり、まだまだこれからですが、台湾の背中を追って、日本にもコンピュータ利用監査を普及しようという決意を新たにしました。
なお、当フォーラムに関する記事が台湾の「經濟日報」というサイトに掲載されています(こちら)。